ogrlineref

線形参照を作成し,それを使用していくつかの計算を提供します

概要

ogrlineref [--help] [--help-general] [-progress] [-quiet]
           [-f <format_name>] [-dsco <NAME>=<VALUE>]... [-lco <NAME>=<VALUE>]...
           [-create]
           [-l <src_line_datasource_name>] [-ln <layer_name>] [-lf <field_name>]
           [-p <src_repers_datasource_name>] [-pn <layer_name>] [-pm <pos_field_name>] [-pf <field_name>]
           [-r <src_parts_datasource_name>] [-rn <layer_name>]
           [-o <dst_datasource_name>] [-on <layer_name>] [-of <field_name>] [-s <step>]
           [-get_pos] [-x <long>] [-y <lat>]
           [-get_coord] [-m <position>]
           [-get_subline] [-mb <position>] [-me <position>]

説明

ogrlineref プログラムは以下のように使用できます:

  • 入力データから線形参照ファイルを作成します

  • 入力座標 (点) の投影の "線形参照" 距離を返します

  • "線形参照" 距離に従ってパス上の座標 (点) を返します

  • "線形参照" 開始および終了距離に従ってパスの一部を返します

ogrlineref ユーティリティは、一定の長さのセグメント (例: 参照単位で1 km) を含むファイルである線形参照を作成します.ユーザはこのファイルから座標、線形参照距離、またはサブライン (サブパス) を取得できます.このユーティリティはジオメトリに M または Z のコンポーネントを必要としません.結果は,OGRでサポートされている任意のフォーマットに保存できます.また、一部の情報が標準出力に書き込まれます.

--help

このヘルプメッセージを表示して終了します

--help-general

一般的なGDALコマンドラインオプションの使用方法を簡単に表示して終了します.

-progress

実行状況を表示します.

-quiet

エラーと結果以外のすべてのメッセージを抑制します.

-f <format_name>

出力フォーマット名を選択します.デフォルトはシェープファイルを作成します.

-dsco <NAME>=<VALUE>

データセット作成オプション (フォーマット固有)

-lco <NAME>=<VALUE>

レイヤ作成オプション (フォーマット固有).

-create

線形参照ファイル (部分のラインストリング) を作成します.

-l <src_line_datasource_name>

入力ラインストリングデータソースへのパス (例: 道路)

-ln <layer_name>

データソース内のレイヤ名

-lf <field_name>

入力ラインを分離するためのユニークな値のフィールド名 (例: 道路のセット).

-p <src_repers_datasource_name>

線形参照ポイントへのパス (例: 道路のマイルストーン)

-pn <layer_name>

データソース内のレイヤ名

-pm <pos_field_name>

パス沿いの距離のフィールド名 (例: マイルストーンの値)

-pf <field_name>

入力参照ポイントをラインにマッピングするためのユニークな値のフィールド名.

-r <src_parts_datasource_name>

線形参照ファイルへのパス.

-rn <layer_name>

データソース内のレイヤ名

-o <dst_datasource_name>

出力線形参照ファイル (ラインストリングデータソース) へのパス

-on <layer_name>

データソース内のレイヤ名

-of <field_name>

入力ラインのユニークな値を格納するフィールド名

-s <step>

線形単位の部分サイズ

-get_pos

入力 X, Y の線形参照位置を返します

-x <long>

入力 X 座標

-y <lat>

入力 Y 座標

-get_coord

入力線形距離のパス上のポイントを返します

-m <position>

入力線形距離

-get_subline

入力線形位置から入力線形位置までのパスの一部を返します.

-mb <position>

入力開始線形距離

-me <position>

入力終了線形距離

この例では、線形参照に必要なデータ (1 km パーツ) を含むシェープファイル (parts.shp) が作成されます:

ogrlineref -create -l roads.shp -p references.shp -pm dist -o parts.shp -s 1000 -progress