ogrtindex
タイルインデックスを作成します.
概要
ogrtindex [--help] [--help-general]
[-lnum <n>]... [-lname <name>]... [-f <output_format>]
[-write_absolute_path] [-skip_different_projection]
[-t_srs <target_srs>]
[-src_srs_name <field_name>] [-src_srs_format {AUTO|WKT|EPSG|PROJ}]
[-accept_different_schemas]
<output_dataset> <src_dataset> <src_dataset>...
説明
ogrtindex プログラムは、タイルインデックスを作成するために使用されます.タイルインデックスは、他のファイルの識別子とその空間範囲のリストを含むファイルです.これは主に、OGR接続タイプを使用してレイヤにタイルアクセスするために MapServer で使われることを意図しています.
- --help
このヘルプメッセージを表示して終了します
- --help-general
一般的なGDALコマンドラインオプションの使用方法を簡単に表示して終了します.
- -lnum <n>
タイルインデックスにソースファイルの各レイヤ番号
n
を追加します.
- -lname <name>
タイルインデックスにソースファイルの各レイヤ名
name
を追加します.
- -f <output_format>
出力フォーマット名を選択します.デフォルトはシェープファイルを作成します.
- -tileindex <field_name>
データセット名に使用する名前です.デフォルトはLOCATIONです.
- -write_absolute_path
ファイル名は絶対パスで書き込まれます
- -skip_different_projection
タイルインデックスに挿入されたレイヤと同じ投影参照を持つレイヤのみが挿入されます.
- -t_srs <target_srs>
入力ファイルの範囲は、目的のターゲット座標参照系に変換されます.このオプションを使用すると、MapServer < 7.2 と互換性のないファイルが生成されます.デフォルトでは、入力ベクトルレイヤと同じ座標参照系で単純な矩形ポリゴンが作成されます.
Added in version 2.2.0.
- -src_srs_name <field_name>
各タイルのSRSを格納するフィールドの名前です.このフィールド名は、MapServer >= 7.2 でのTILESRSキーワードの値として使用できます.
Added in version 2.2.0.
- -src_srs_format {AUTO|WKT|EPSG|PROJ}
各タイルのSRSを書き込む形式です.利用可能なフォーマットは:
AUTO
,WKT
,EPSG
,PROJ
です.Added in version 2.2.0.
- -accept_different_schemas
デフォルトでは、ogrtindex はインデックスに挿入されたすべてのレイヤが同じ属性スキーマを持っているかどうかをチェックします.このオプションを指定すると、このテストが無効になります.生成されたインデックスがMapServerと互換性がない可能性があることに注意してください!
-lnum
または -lname
引数が指定されていない場合、ソースデータセットのすべてのレイヤが独立したレコードとしてタイルインデックスに追加されると仮定されます.
タイルインデックスがすでに存在する場合は追加され、それ以外の場合は作成されます.
例
この例では、wrk
ディレクトリ内のすべてのNTFファイルの BL2000_LINK
レイヤのタイルインデックスを含むシェープファイル (tindex.shp
) が作成されます:
ogrtindex tindex.shp wrk/*.NTF